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過去の展覧会




井上絢子 

「今の空のあと、ブルー/ブルー」


2024年3月12日〜23日




画像作品タイトル:「ブルー/ブルー」
制作年:2023年
サイズ:530×530mm
素材:油彩・キャンバス












Ray Horacek
Trace of Turbulence

レイ ホラチェック  乱気流の痕跡


2024年2月2日〜2月9日
展覧会パンフレット
















六人の抽象画家たち―“サイズ”と“スケール”

Six Abstract Painters: The Artist’s “Size” and “Scale”

2023年10月24日〜11月5日



小川佳夫、岸本吉弘、小池隆英、酒井香奈、山口牧子、吉川民仁

キュレーター: 大島徹也(多摩美術大学 教授)

企画: ギャルリー・パリ



関連イベント: 出品作家による座談会(司会=大島徹也)



プレスリリース

展覧会図録



















M田千晴展
2023年8月23日〜9月2日

本展のメイン《岩舟ヲ理解スル為ノ儀式》(2020〜) は、様々な場面に岩舟が散りばめられた巨大な絵画。
「岩舟」とはM田が幼少期、鹿児島で祖父に教えて貰った山中にある秘密の巨大岩です。
他に小作品《夢日記シリーズ》(2023)なども制作しているM田は、知りたくとも簡単には理解できないものを理解しようとする過程に興味を持ち制作を続けています。


画像作品 《岩舟ヲ理解スル為ノ儀式》の部分













小林達也個展

「遠くの日照りや歌声やで、いま雨が降る」


2023年8月3日〜8月15日


カゼインテンペラを主として、色鉛筆やクレヨン、コラージュ等による鮮やかな抽象画。
150号3点を含む、新作20点ほどを展示。



画像作品 「空の青さよ」2023 150号(227×181cm)






松山修平 個展

2023年7月17日〜7月31日








松山修平の創造力

                                 松山さんの作品には、現代アートの世界においては、少し特殊な創造力が流れている。
 過去の記録ではなく、地球上のあらゆる存在(人間だけではない)が、刻一刻それぞれの創造力を発揮して何かを営む、その表現の総体を歴史、ないし歴史の創造力と見なすことが出来る。history(歴史)と言う言葉の中にstory(物語)という語が隠れているように、歴史とは我々全員が世界の各地で一緒に、まさにこの現在において「物語」をつむぎだす作業なのである。
 だが、この歴史の創造力は、単一なベクトルのエネルギーで構成されているのではなく、大きく分けると反対方向のベクトルをもつ二つのエネルギーが交錯する形でそれを支えていると言えるだろう。その一つは、我々をひたすら前へ前へと押し進める「進歩」のエネルギー。大都市東京などにいると、この「進歩」のエネルギーの存在を特に強烈に感じる。未来派以降の二十世紀の前衛芸術が体現していたものも、大抵の場合、この、ひたすら前へ、前へ、という強い「進歩」のベクトルであった。
 そして、もう一つ、「進歩」の反対に過去へ、あるいは根源へと立ち返ろうとする「退行」のエネルギーがある。「退行」とは、自分の創造行為をあらゆる角度から確認するべく根源へ帰る、反省的思考および作業に潜むエネルギーである。前者を文明のアクセルだとすると、後者は良い意味で文明のブレーキだと言えるだろう。前近代の世界においては、この両者がまだ均衡のある関係を保っていたのだが、産業改革以降、両者の間のバランスは急速に失われ、ちょうど未来派の登場する頃(1909)を境に、世界は一気に「進歩」一色に染まるようになって行った。
 だが、「進歩」と「退行」の間のバランスの喪失は、ブレーキを失った車の暴走の如く、歴史の創造力のあり方を由々しく歪めることになり、環境、社会、精神とあらゆる次元での危機的状況を生む元凶となっている。日本の都市部では、「退行」のベクトルは、もうほとんど見いだすことが出来ないが、イタリアには、日本と比べると「退行」のベクトルがまだしっかりと残っている。特に、戦後イタリアでイタリアンデザインの基礎を築いた巨匠たち(ムナーリ、カスティリオーニ、マーリら)の創造においては、この両者の間に奇跡的なバランスが保たれていた。彼らは何かをする前に必ずその状況や問題を一番の根本から調べ、分析しながら、つまりいつも、一歩、二歩と後ろに戻りながら、未来を見据えた物づくりへと入って行く。必ず「進歩」と「退行」の両ベクトルが二重に重なった創造が行われていた。現代の東京の人々が極度の前傾姿勢で走っているとすると、彼らは、後方をも常に視野にいれながら、ずっとゆったりした速度で前進していた。その後、イタリア社会にも資本主義が強烈に浸透し、デザインのあり方もすっかり変わってしまったが、それでも、今でもイタリアには「退行」のベクトルをしっかりと保ち、「退行」と「進歩」のベクトルを同時に活かしながら作業をする人々が、多くの分野にいる。
 松山修平さんの作品を見ていていつも思うのは、このイタリア的な二重のベクトルに支えられた創造力のあり方である。他のアーティストたちが、新しいメディアに飛びつき、「進歩」一色のエッジを立てて疾駆するのには目もくれず、松山さんは自分の中にある種をイタリアと言う大地に播いて、そこにしっかりと深い根を張り、急がず慌てず、強靭な樹木のような創造力のあり方を育んで来られた。東京に残っておられたら、こんな力強い根の木は育たなかったかもしれない。

  (たき・ようへい/執筆家、アーティスト) 2021年の個展に寄せて







Beyond the Threshold
Shingo Francis

2023 年5月13日[土 ]〜6月3日[土 ]



本展は、フランシス真悟の最新作「Beyond the Threshold」を紹介する展覧会です。これらの絵画作品は、心理的、感情的、身体的、哲学的、理論的空間という様々な領域における境界、出発点または終着点、新しい場所や空間を意味する「Threshold」の探求を試みたペインティングです。
パンデミックの最中、フランシスは、生活の中の不確実性をなんらかの表現へと昇華するべく、ドローイングの制作を日課としました。これらの「Daily Drawing」 シリーズは、半透明の顔料と画材を重ねて描かれる「Infinite Space」シリーズに、少なからず影響を与え、その静謐な画面に、新しい色彩空間と躍動感が加味され、今回「Beyond the Threshold」にて発表する作品へと発展しました。
地域や社会全体が多くの変化や課題に直面する中、フランシスの作品は、内面から表現を見出す必要性を示唆しています。

プレスリリース
Press Release

















小野友三

solo exhibition SCAPE

2022年12月14日〜12月25日
ono.jpgOnline Exhibition 小野友三




展覧会パンフレット
未然状態の只中で光面を見るー小野友三展のために 天野一夫 (美術評論家)

1964年 群馬県生まれ
1987年 東京芸術大学卒業
1989年 東京藝術大学大学院美術研究科修了
2003〜04年 文化庁新進芸術家海外留学制度によりイタリア(ミラノ)に派遣
現在 神奈川県在住























渡部 直 

『 / 』

2022年11月1日(火)〜11月12日(土)(7日休廊)
12時〜19時(最終日17時まで)



本展では自身の『ambivalence』を見つめ、主題とした彫刻を中心に展示します。
出品作タイトル中『 / 』の前後に表記する事柄は、互いに相反する関係・立場にありながらも同時に私の中に存在します。
それはある種のambivalent(両価的)な状態にあると言えます。
そういったものを不図、自身の中に見つけること(あるいはそれをそのまま眺めること)が増えました。
形作ることで、私はこの『 / 』に触れたいのだと思います。
渡部直




画像作品 《負うもの/負われるもの》





















藤井健司

UNPAINTED BOARDERS

2022年10月18日〜10月29日

[荘子: 内篇 応帝王篇 混沌]
「南海の帝を shuku となし、北海の帝を忽となし、
中央の帝を渾沌となす。
shukuと忽と、ときにあいともに渾沌の地に遇えり。
渾沌これを待つこと、甚だ善し。
shukuと忽と渾沌の徳に報いんことを謀る。
曰く、『人みな七竅あり、もって視聴食息す。
これひとりあることなし。嘗試みに之を鑿たん。』
日に一竅を鑿つ。七日にして渾沌死す。」

2021年10月にバンクーバー滞在中に描いた10メートルの作品を中心に展示します。 
この作品を描いている最中にたびたび考えていたのが、荘子の「混沌」。
展覧会タイトルは、この作品の描法に由来します。
藤井健司

Online Exhibition 藤井健司 Suchness 2020























高嶋英男・HIDEO TAKASHIMA

広がる・途切れる・繋がる

2022年10月4日〜10月15日

広がっていったあらゆるものは、
時に途切れ、
違う可能性へと分岐して、

繋がる。

























Motoka Watanabe Exhibition
What’s WA!moto. !?
パブリックアート ヒューマンスケール あなたとわたし

2022年 8/8(月)〜8/21(日)


本展覧会は、国内外でパブリックアートを手がけるWA!moto.ことMotoka Watanabe による3年ぶりの個展です。
会場となるのは、明治44年に建築された日本で最初の本格的な鉄筋コンクリート造である旧三井物産ビル。
日本の近代化の象徴であるこのビルを舞台にWA!moto.の考えるパブリックアート、ヒューマンスケール、そして幸福観について体感できる展覧会。

会期中は、WA!moto.の大型彫刻が子供達のディレクションで街中を移動するワークショップや、 越後妻有大地の芸術祭2022との同時開催企画が行われました。

サンプル























野沢二郎展 パラフィンの雲

NIRO NOZAWA Clouds of Paraffin


2022年5月17日〜5月28日
山々にパラフィンの雲が白く澱み、夜が明けました。
宮沢賢治「まなづるとダァリヤ」より
Online Exhibition 野沢二郎展 2020年の展示風景


「花」73×53p oil on canvas 2022




















柵P 茉莉子 「つづき」

2022年 3月23日〜4月2日


【作家コメント】


ものやことに手を通してみると、
知らなかった世界へ続くことがあります。
繋ぐこと、続けることのすべてが
いいことばかりではないけれど、
前向きに、つづきを感じたいです。


■VOCA展2022 現代美術の展望―新しい平面の作家たち―
上野の森美術館
2022年3月11日(金)〜3月30日(水)
こちらの展覧会にも作品を出品しております。

















泉 桐子 「真鴨とシャベル」Mallard and Shovel

2022年3月11日〜3月20日


【作家コメント】
現実においても創作においても、それら物語に時折現れる彷徨える者たちの、語られなかった部分に惹かれます。
本展では、ある実際に行われた調査の記録のなかに登場する「真鴨」という名を持つ男に焦点をあて、彼と、彼を呼び寄せる夜と水辺を描いたものを主に展示します。
そこが、誰かにとって、佇んで頂ける場所となれたら幸いです。
2021年12月 泉桐子

Press Release



















小林達也 大きな線もしくは星

2021年10月9日〜10月21日
Online Exhibition 小林達也

展覧会パンフレット
ヒヤヒヤワクワクと対局する作家 吉田成志



















井上絢子「すべてのひとひら」

2020年10月1日〜10月11日
Online Exhibition 井上絢子「すべてのひとひら」











Shingo Francis
Shining Star: perception of light

2020年7月3日〜8月7日
Online Exhibition フランシス真悟 Shining Star: perception of light











三密回避展・休廊中
2020年 春



企画・室井絵里(キュレータ)
参加作家
岡本光博 (京都)
柵P茉莉子 (横浜)
山部泰司 (京都)
渡辺篤 (横浜)
伊藤福紫 (ミラノ)
松山修平 (ミラノ)
Ewa Harabasz (ニューヨーク)
Shingo Francis (ロサンジェルス)

プレスリリース
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超克する少女たち
Beyond Sugar and Spice
2015年 秋

Beyond Sugar and Spice 石内都、AKI INOMATA、片山真理、
菅野由美子、寺嶋真里、舟田亜耶子、
細淵太麻紀、三嶽伊紗
+鴨居羊子

キュレーション 室井絵里氏
リーフレット

























朝倉摂展
Setsu Asakura, the 1950s
2015年 夏

asakura
2014 年3 月に惜しまれながら他界された朝倉摂氏の没後初めての展覧会。舞台美術に転向する前の40年代の日本画や戦時中のデッサン、50年代の社会性の強い作品など、未発表作品を含む70点を展示。彫刻家の父・朝倉文夫から独立し、母となり、環境が変化する中、女性の新しい生き方やファッションなどのオピニオンリーダーでもあった。作品や資料などから、その時代を垣間見られる貴重な機会となった。

press release

産経新聞 「朝倉摂」展 まず画家として開花した才能
















Still alive
鴨居羊子は生きている
2013年 冬

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室井絵里氏
press release

















川俣 正
Plan and Drawings for the Expand BankART
2012年 冬

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佐野元春展
Motoharu SANO -Art Works- in Yokohama
2004年春

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佐野元春さんのファースト・アルバムのジャケットには、 中区山下町25番地にあった手作りショップ『赤い靴』の前で撮った写真が使われています。 その後『赤い靴』はギャルリーパリに発展。佐野元春さんは日本のミュージック・シーンをリードする存在になりました。
共に歩み、25周年目に初めて開催する個展です。初公開となる佐野さんの絵画と詩を展示し、 「佐野元春チャリティーオークション」もあわせて開催。多くの方の好評を得ました。

Motoharu Sano

It all began when Motoharu Sano took a photo in front of a small boutique called Akaiktutsu in 25 Yamashita-cho Yokohama and decided to make this his first album’s jacket. Later Akaikutsu developed into what is now Galerie Paris, and Sano has become an infamous musician in the Japanese music scene. After 25 years since the photo was taken, it was decided that Motoharu Sano would exhibit his artworks and poems for the first time in public at Galerie Paris. The [Motoharu Sano Charity Auction] was held during this exhibition, and overall the showcase was well received.




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